誕生日の翌日、ラファエラ・マリアは洗礼を受けた。彼女はマリア・デ・ラ・クルス宛の手紙に次のように書いている。「3月1日に44歳になりました。けれども洗礼を受けたのは3月2日でした。この日こそ人生で最も偉大な日。私の名がいのちの書に記された日です。」
彼女はまた別の機会に、10番目の子供の出産を控えた姪のラファエラに次のように語った。「神を愛し、神に仕える多くの魂を神に捧げることができることを喜びなさい。そして贖いの実りを味わいなさい。恵みに満ちた聖母に心から申し上げなさい。聖母こそあなたの子供たちの真の母、あなたの家庭の比類ない主(ぬし)であり、あなた自身は家族の皆と共に聖母の望まれることを果たす管理者に過ぎないと。」こうして、姪のラファエラは新たに生まれた命を神からの祝福である、と理解したのであった。
ラファエラ・マリアはこのように、生涯のすべての出来事を通して体験する特別な愛に信頼を置き、いのちという偉大な恵みに常に、とこしえに感謝して、神の娘としての生涯を送った。